京都西山・唐櫃超

労山・女性委員会


山行報告  
報告者  吉川靖人
山行日 平成22年12月12日(日)  天候 晴れ
ルート  阪急上桂駅ー桂坂野鳥園ー沓掛山ーみすぎ山ー馬堀駅
 コース
タイム
上桂駅(9:00)−沓掛山(11:30)−林道終点(12:00/13:00)−みすぎ山(14:45)−JR馬堀駅(15:45)
参加者 リーダー: 林稔子(やましな山の会)サブリーダー:

ハイキング講座受講生6人 らくなん山の会6人 明峯山岳会1人 やましな2人
伏見1人 乙訓1人 洛中3人 右京6人 田辺3人(中田・新居・吉川)

合計:29名
 山行報告 

戦国時代の軍用道の唐櫃越である。かつて関所破りの間道として、また明智光秀の本能寺の攻めの道とこの道は山友会の30周年記念の京都一周トレイルで歩いたばかりだ。桂坂で降りたこともあり、その先が気になっていた。竹林を抜けると墓地があり、そこが登山口になっている。今日は30人位だが、同じ位の人数の団体さんもいた。同じく馬堀へのコースである。さて、徐々に高度を稼いで行き野鳥園へと入る。 左に桂坂のニュータウンを見て、沓掛山に到着する。三等三角点があり展望は利かない。小休止後30分位歩くと立派な林道に出る。老いの坂からの道らしい。20分程歩くと林道が終点となりそこの広場で昼食となる。「やましな山の会」の林さんや「伏見山の会」の平田さんらが、豚汁を作って頂き大変おいしかった。

1時間の休憩後山道に入りみすぎ山に向かう。今日は寒波の合間なのか寒いよりあったかくて汗をかく。 みすぎ山は450mで沓掛山やまより15m高い。今日の歩きの最高地点だ。頭上には送電線が二本通っており、賑やかだ。ここは2等三角点である。さて、ここからだと馬堀駅までは近いのだが、下山道が今までとうって変って石のゴロゴロした道となる。足元に注意しながらの下降となる。ここの下りは結構疲れる。人家が見えてくるとほっとする。ゆっくりと馬堀駅に向い解散となる。

感想文
 新居チズ子
 阪急電車の向日町付近の車窓から眺められる山並みが唐櫃越えです。丹波武士の軍道としてたびたび史実にも登場しているようです。関所破りの間道として、また明智光秀の本能寺攻めの道としても使われたとも言われています。

こんな歴史のある道ということもあり歩いてみたくなりました。古くからのしっかりした道がついていて、自然林の中をのんびり歩いていると、一転して登りに変わるの繰り返し。結構訓練になりました。

12月、紅葉も終わり木々に味わいがなく風情に乏しい道だが、沓掛山・みすぎ山から見えるどっしりとした愛宕山が印象深いです。

みすぎ山を下り、谷筋に入ると一方的な下り。鬱蒼としたつづら折れの急坂は、落ち葉が石を覆い隠しているので転びやすく油断できません。急登も無くアップ・ダウンの少ない初級の山道と行っても集中力、注意力がいる所があると改めて思いました。どんな山も山だということでしょうか。

今回、労山有志の方々が、昼食時に牛汁を用意してくださいました。寒い時期、とりわけ山で食する熱い汁ものは大変美味しく、いつももっぱら「つくる人」の私なので嬉しくて2杯も頂きました。